Google Analyticsでリファラスパムを解析結果から除外する
2016/05/21
唐突ですが、アクセス解析グラフをご覧下さい。
解析グラフの左側が荒ぶっているのは、リファラスパムのせいです(笑)
リファラスパムとは、リファラーというアクセス元の記録を偽装して、スパムサイトのURLを残していく行為です。
サイト自体にほとんど訪れる事は無く、リファラデータを偽装してアクセスしたかのような情報だけ残していく訳です。当然ながら解析データは不正確になり、人によってはアクセスが増えたとぬか喜びをする訳です。私のようにw
リファラスパムの目的は、管理者が解析データを確認する時に、アクセス元が気になって訪問させる事にあります。アクセスランキングを設置している場合は、ユーザーをスパムサイトに誘導してしまう事もあります。
リファラスパムをフィルターにかけて除外する方法がスタンダードですが、この方法だとスパムが増える度に設定しないといけないので面倒です。
今回は、簡単な方法でリファラスパムの除外を試みました。
自サイトのコードのみを計測する
何とトラッキングコードは、他のサイトに貼っても重複して計測できるんです。
複数のサイトでトラッキングコードを共有して、まとめて計測する場合には有効な手段ですが、これを利用し標的のトラッキングコードを使って、アクセスを偽装するリファラスパムに利用されている訳です。
幸いアナリティクスには、指定したホストのURLでリンクしてきたアクセスのみを解析データとして抽出する方法で、自サイトのみを解析対象にする設定があるので解説します。
- アナリティクス設定でフィルターをクリックします。
- 新しいフィルターをクリックします。
- ビューにフィルターを追加
フィルター名は適当
定義済み > 右のみを含む > ホスト名へのトラフィック > 等しい
ホスト名に自サイトのURLを入力する。(http://は外します)
保存して終了です。
正規ユーザーは、Google検索やTwitter、ランキングサイト、どこかのブログ、ブックマークなどで必ず自サイトのURLを踏んできます。
今回の方法は、自サイトのURL経由のみに解析を絞る事で、リファラスパムを排除しました。
まとめ
今回は、自サイトに貼ったトラッキングコードのみ計測をする設定で対処しました。
しかし、この方法でも除外できないリファラスパムもあるかもしれないので、今後も対策を練る必要がでてくるかもしれません。やれやれ。。。
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